MacでLHA形式(拡張子lzh)の圧縮ファイルを開くには、MacLHAというフリーソフトなどが必要です。
http://www.vector.co.jp
から、MacのMacLHAで検索してダウンロードしてください。

kanahenkan_for_utf8.lzh という圧縮ファイルをドラッグしてMacLHAに重ねて、ドロップすると、 kana.pl, kogo.pl, file.pl という三つのperlプログラムが展開されます。

なお、スクリプトプログラム、データファイル共に、文字コードは「UTF-8」(特にローマ字以外を含む時に注意)とします。スクリプトプログラムの行末コードは、「LF」または「CR+LF」である必要があります。データファイルの行末コードは、もとの行末コードの種類のまま出力するようです。

Mac OS X 10.2のターミナル上のUnixで、
>perl kana.pl
と実行すると、

「"入力ファイル名は?"」と聞いてくるので、
ホームディレクトリに前もっておいた、in.txt など、変換したいファイルの名前を入力します。

「"出力ファイル名は?"」と聞いてくるので、
out.txt など、変換後のファイル名を入力します。ホームディレクトリにファイル出力します。小書きカナは、Unicode3.2に対応しており、アイヌ語用新カタカナ文字となっております。

kogo.pl は、アイヌ語ローマ字をカナに変換し、元のローマ字と変換されたカナが交互に一行ずつ出力されます。ターミナル上で変換したものを出力した後、指定したファイルに保存します。

ターミナル上で、
>perl kogo.pl
と実行すると、

「"入力ファイル名は?"」と聞いてくるので、
ホームディレクトリにおいた、in.txt など、変換したいファイルの名前を入力します。

「"出力ファイル名は?"」と聞いてくるので、
out.txt など、変換後のファイル名を入力します。ホームディレクトリにファイル出力します。小書きカナは、Unicode3.2に対応しており、アイヌ語用新カタカナ文字となっております。

file.pl は、kana.pl と同様に、アイヌ語ローマ字をカナに変換します。他のプログラムとの違いは、コマンドラインでファイル指定するということです。小書きカナは、Unicode3.2に対応しており、アイヌ語用新カタカナ文字となっております。
コマンドの切り替えで、ターミナル上で変換したものを画面出力できるし、指定したファイルにも保存できます。

in.txt など、変換したいファイルを、ホームディレクトリにおきます。
ターミナルに結果を画面出力したい時は、
>perl -n file.pl 入力ファイル名
とします。上の例だと、
>perl -n file.pl in.txt
となります。

変換結果を、ホームディレクトリへ、out.txt などのファイルで、保存したい時は、
>perl -n file.pl 入力ファイル名 > 出力ファイル名
とします。上の例だと、
>perl -n file.pl in.txt > out.txt
となります。

なお、kana.pl, kogo.pl, file.pl は、ソースプログラムです。カスタマイズしたい時には、TextEditorなどのテキストエディタで適当に編集してください。s演算子のところのローマ字とカナのところを修正したり、追加・削除すればよいと思います。

なお、繰り返しになりますが、スクリプトプログラムの行末コードは、「LF」または「CR+LF」である必要があります。また、文字コードは「UTF-8」(特にローマ字以外を含む時に注意)とします。

なお、シフトJISではカタカナの「ソ」の第2バイトがバックスラッシュ(0x5c)なので、処理系によっては「ソ\」のようにエスケープする必要があります。また、JIS X0213カナではなく半角カナを使っているスクリプトの場合は、スクリプトとテキストのエンコーディングが同一であれば、必ずしもUTF-8である必要はありません。